2004年4月5日 北海道民医連新聞
高校生の平和運動をリード 初心大切に楽しく運動
ピースウィンド 田崎遊さん
3月20日、札幌のピースパレード。若者たちの先頭に、この春大学生になった田崎遊さん(18)の姿がありました。
田崎さんは北海道高校生ネットワーク「ピースウィンド」の事務局長しとして、森住卓写真展や月例平和学習会、映画「友の碑〜白梅学
徒の沖縄戦」の上映運動、ピースサミット開催などに力を尽くし、高校生の平和運動をリードしてきました。
「今日は高校生など若者の参加も多く、楽しかったです。また一つ、平和を願う運動の一歩を踏み出せたと感じます。高校生・学生の
運動は今が頂点ではありません。まだまだいろんな青年たちと一緒に運動を広げていきます」
田崎さんは、高校生だけのネットワークから大学生まで裾野を広げた「ピースウィンド」の事務局として、今後も北海道の成年の運動
を担う決意を新たにしています。現在取り組んでいるのは「憲法9条の改定に反対する請願署名」。一週間ほどで130筆集めました。
青年たちの頑張りの秘訣を「運動の発展を自己目的にするのではなく、『アメリカの横暴は許せない』とか『人の命を大切にしろ』と
いう初心を大切に、楽しく運動をやっていること」と語ります。
「世界を見ればアメリカのような戦争推進派は少数派だと分かります。だからこそ自分たちの運動が全世界の平和を求める運動とつな
がっていることも実感できます」
日本や世界で何がおこっているか学ぶことも運動の力になっていると確信をもって語ります。
「この北海道には平和を願う根強い要求があると感じています。時代の分岐点を生きている様々な世代が一緒になって、平和への思い
を一つにしていけるように、これからも頑張っていきたい」