2004年4月23日 しんぶん赤旗

ひと 北の大地から平和を発信する 田崎遊さん

札幌市に父、母、犬2匹と暮らす。大学一年生

 「本当にうれしい。また今井君に会えるのが、うれしい」。イラクでの日本人拘束。一度は解放が報じられながら、じりじり待たされ ました。 ようやく解放された、友人の今井紀明君の姿を見て、大粒の涙がこぼれました。

 北海道高校生・学生ネットワーク「Peace Wind」総長として、会員の今井君を救うため、連日行動しました。 「イラクから自衛隊の撤退を」。切実な訴えがハンドマイクを通して、札幌の繁華街に響き渡りました。 「Peace Wind」は、昨年5月の全国高校生平和大集会に参加した仲間と立ち上げました。「みんなが平和を考えるきっかけに」と。 今では全道最大、200人、100校の団体に成長しました。

 活動の原点は、高校1年生の冬。学校の研修で韓国に行き、アジアから見る日本の姿を学びました。「過去を過去と踏まえたうえで、 僕ら若い世代が新しい歴史をつくっていきべきだと思いました。世界の中の日本という見方が出来るようになった」

 「どんなにせつなくても 必ず明日はくる 長い長い坂道のぼるのは あなた独りじゃない」―――つらい時は、大好きなさだまさし の曲「奇跡」を口ずさみます。

 「意外に寂しがりや」「愛が足りないが口癖」。18歳の素顔をのぞかせます。

 「日本人拘束事件は僕を変えました」。涙の後には平和運動への情熱がこみ上げているようです。「もっと多くの人に運動を呼びかけ ていきたい。一人ひとりの声こそが、これからの社会、平和をつくる力になるんだから」


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