2004年3月16日 しんぶん赤旗

沖縄戦の映画 平和考えた

高校生が上映会、380人参加

 北海道高校生ネットワーク「Peace Wind(ピースウィンド)」(道内60校170人の会員)が14日、札幌市北区でドキュメンタリー映画「友 の碑―白梅学徒の沖縄戦」の上映会を行いました。会場には多くの高校生を含め380人が集まりました。

 映画は、沖縄戦のなかで、看護学徒隊に入隊させられた16歳の少女たちの体験を記録したもの。生き残った学徒たちが実際に体験した 場所で苦しい思い出を語っています。

 生徒会に送付された案内を見て参加した高校2年生は「戦争は体験しないとわからないけど、戦争を知らない私たちだからこそ事実を 知ることや平和について考えることが大事。戦争の時代を生き抜いた人々の思いを次の世代に伝えたいと思った」と語り「Peace Wind」 に入会しました。

 友達に誘われて参加した高校3年生は「戦争を体験した方のそのままの声と表情で当時のお話を聞けたのでとても心をうちました。戦 争で奪ったものの大きさを改めて感じました。本当に今この映画を見てよかったです」とのべました。

 上映会後、「Peace Wind」新総長の田崎遊君が、今後の取り組みとして、道議会などに提出する憲法9条の改悪に反対する意見書の請 願書署名を集めていくことと、「北海道高校生・学生ネットワーク」として高校生だけでなく大学生も含めて大きな運動にしていく決意 を語りました。


前のページに戻る